剃髪剃毛残業

作品説明

世間では、犯罪防止の為、全ての建物の入り口にセキュリティシステムが導入されていた。 外出記録も全てカードで管理され、徹底的にAIコンピューターがオペレーションしていた。 舞台はとある中小企業。男性社員の神田は、営業まわりで帰社が遅くなった。ただし、セキュリティカードを操作できるのは女子社員の東海林しかいなく、不本意ながら、帰社待ち残業をさせられていた。巻き添え残業に憤慨する東海林、決して2人は仲がいいわけではなかった。 午後8時、さて帰ろうとしたら、鍵が開かない。セキュリティの不具合なのか、閉じこめられた2人。そのうち、暖房装置からものすごい熱風が吹き出した。神田にとっては一瞬の熱い風だったのだが、東海林の様子がおかしい。異常なほどの発汗。突如全裸になり、粘つく汗や唾液、乳腺が張って妊娠もしていないのに母乳が噴射。息が荒く、鼻血を出す。それほど仲も良くない神田は、東海林の裸を見ないようにしていた。 しかし、東海林は神田に、「お金を払ってもいいから抱いてほしい」と懇願する。 それまで処女であった橾をもらって欲しいと言う。 一方、東海林の弟とその下の妹が遅い姉の帰りを案じていた。同樣に自宅に閉じこめられた2人。妹は兄に発奮した自らの女の部分を弄って欲しいと強請る。 そこでは禁断の近親相姦がはじまろうとしていた。 日本国内全ての場所で同様のセキュリティ障害が発生。その中でとある情報が流れる。 「女性に反応するセキュリティロック、女性ホルモンを刺激する薬品がエアコンから流れ出た為のトラブル。女性ホルモン断ちをすることで、セキュリティロックは外れる」 短時間に生まれたTIPSを信じて日本全体で女性の髪を剃ったり陰毛を剃る行為が行われた。 果たしてそれで出られるのか？そもそも剃毛剃髪で脱出できるのはデマなのか？ そんな折、国家の非常事態宣言 特例措置が発令する。 カラー24ページ 他人の2人が激しくセックス、そして、剃髪。情報が錯乱したパニックの中、常軌を逸したた新たな人間関係が発症する。