転生したら昭和中堅レスラーだった件・第1話〜第5話

上にも書かれてた長年のファン向け 上にも書かれてましたが、この作家の作風を知っていて、昭和プロレス好きには、刺さらないこともない内容です。私は、この作家のロボット物の商業誌作品を、「ノリと勢いと脊椎反射でまたバカなもの書いてるなぁ」とついつい読み切ってしまう程度の読者でしたが、この作家の「ノリ」「勢い」「脊椎反射」に慣れており、何より私自身が昭和、外人プロレス軍団ファンだったので、「はは、こやつめ。言いよるわ。だが、面白いぞ。」といった感じで笑顔で読めました。

時代を捉えなおす 歴史の結節点があのレスラーだったとは。まさしくこれは日本マット、総合格闘技、昭和と平成のテレビっ子たちにとっての『リプレイ』。

作者さんの主義主張が頭に入っている、長年のファンの方向け 転生ものという体で歴史のIFを描くプロレス漫画。趣味で描いた同人作品だとは思いますが、作者さんの個人的な好みが反映されまくっています。単に昔のプロレスが好きというだけで読んでも、どこかしらで解釈違いが生じそうです。作品全体の異様なテンションにも慣れていないと戸惑うかも。作者さんの主義主張がしっかりと頭に入っている長年のファンの方向けです。