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家庭に無関心で横暴な父 。夫に蔑ろにされ、女としての潤いを失っていく母 。冷え切った家庭で、息子は孤独な母に歪んだ庇護欲を抱き、いつしか一人の「女」として意識し始める 。父の不在が、二人の間に禁断の扉を開く。「母さん、セックスしてないの?」 ――息子の残酷な好奇心から放たれた言葉が、母の心の最後のタガを外した時、後戻りできない、二人だけの秘密の夜が始まる。 総字数 約6,500字(読了時間 約13分) ※パッケージ画像のみAIを使用しています。 〈本文より抜粋〉 「味噌汁の味が薄いな。何度言ったら分かるんだ」 その声には、母の人格そのものを否定するような響きがあった 。母は黙って唇をきつく結び、俯いている 。その姿を見ていると、腹の底から黒い何かがせり上がってくるようだった 。 「お前は家のことだけちゃんとしてりゃいいんだよ」 父がそう言うたびに、俺の心には言いようのないざわつきが生まれた 。それは怒りであり、同時に何もできない自分への苛立ちでもあった。 〇 「シたいと、思わないの?」 追い打ちをかけるように、さらに踏み込んだ質問を投げかける 。西日が差し込むリビングの埃が、キラキラと光って見えた 。母は窓の外に目を向け、何かを考えるように少し黙り込んだ後、「まあ、たまにわね」と、消え入りそうな声で、寂しげな表情で答えた 。その憂いを帯びた横顔は、俺の知っている母親の顔ではなく、一人の女の顔だった 。その姿に、俺の胸は再び激しくざわついた 。 〇 「だめ、やめて……だめ……」 母はか細い声で懇願するように抵抗するが、その声には力がなかった 。俺の指は、その言葉を無視するようにゆっくりと躊躇いなく侵入していく 。俺は親指で固くなったクリトリスをこねるように刺激し、残りの二本の指を、ぬるついた内部でゆっくりと出し入れした 。母の呼吸がどんどん荒くなっていくのが分かった 。 「ちょ、ちょっと、待っ……んっ……」 母の体は激しく震え、腰をよじってもがいた 。しかし、その動きは俺の指から逃れるためというより、むしろ快感を求めるような動きに変わっていく 。
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